ここが、奥宮との結界の場所になります。
場を渡った、神の側にしか、御神体の水に触れる場所はありません。
橋は、「あの世」と「この世」、「神々の世界」と「人々の世界」を分けています。
この水の所に、瀬織津姫と呼ばれる女性の神が現れます。
不謹慎かも知れませんが、私は別に神の形を取らなくても良いのに…と思っています。
バッタやゴキブリの形でも良いのでは?と。笑
この木も御神木とされます。
ただ、呪術には使われません。
貴船は、山が御神体なので、山を具体化して、社や御神木を詣ります。
光が強く注いできますね。
日本書紀でいう「大國主」のことです。
背後の山に拝む形です。
またも出ました「大國主」です。
古事記と日本書紀の神の呼び名が交ざってますね。
面白いですね。
こちらも、背後の山を拝んでいる形をとります。
大國主の長男の事代主が出て来てますね。
こちらは、御神体の大國主の山の反対側の鞍馬を拝んでいる形をとります。
奥宮です。
奥宮は、神社の作法の北辰信仰にのっとり、社が北側にあります。
北辰信仰とは、北(北極星)が一番尊いとする考え方です。
普通の神社は、神が北側に鎮座して、南を向きます。
「天子南面す」です。
唯一、西を向いているのは、大國主を祀ってある出雲大社。
唯一、東を向いているのは、鹿島大社だけです。
貴船に行ったら、わかるのですが、この場所は大國主の神社なのです。
天照彦(天照大御神)の伊勢神宮等とは異なるのです。
大國主関係の社は、必ず御神体である西の山を拝む形で社があります。
我々は、自然と西に向かって拝む形を取っているのです。
そして、奥宮だけが、北側をむいています。
奥宮が、大國主を封じ込めている形を取っているのです。
そして、貴船神社の神様は、川合神社の中にも入れられています。
上賀茂神社や下鴨神社の鴨氏とは、古代豪族葛城氏のことです。
葛城氏は、神武天皇に妃を出すなど、大和王権初期に力を持った豪族です。
日本書紀では、「大國主」ですが、
古事記では、「大國主」の名前はありません。
「やちほこ」「おおなむち」「よもつしこお」など、複数の名前があり、それらは日本海側に王権を作っていた出雲系の王の名前です。
下鴨神社の中には、それぞれの干支にちなんだ護り神がありますが、全て「大國主」の別名です。
つまり、葛城=鴨氏は、大和王権の神武とくっついて、大和が出雲を征服した過程を物語っているのです。
葛城=鴨氏は、出雲王権の歴代の王を「大國主」として、鎮魂しているのです。
大國主=瀬織津姫 は出雲や縄文系の神なのです。
だから、式次第を司っていた中臣=藤原氏に意図的に消された神々なのです。
大國主=山=蛇=龍
瀬織津姫=水=蛇=龍
の神です。
それを
天照彦(男性神)=太陽=天照大御神=女性
豊受大御神(女性神)=水=豊受大御神
とスライドして、わざと大祓えから、中臣=藤原氏が消したのです。
その人間は、藤原不比等です。
絶大な力を持ち、日本書紀に加わった人間だからです。
また、天智以前を改竄する必要がありました。
天武は、天皇の地位を武力で簒奪したからです。
だから、天武は草薙剣に祟られて、熱田氏に投げたのです。
熱田氏は、籠神社の海部氏と同一の一族です。
また、「鎮魂」と「再生」を担当する、物部氏の系統です。
貴船神社が怖がられる訳は単純です。
「大國主」は祟る神なのです。
三輪山を御神体とする、大神神社の「大國主」も祟るのです。
だから、その力にあやかり、「祟ろ」うと考える人間が出て来るのです。
しかし、神は常にいるわけではありません。
神は、降ろさないといけない。
繋げないといけないのです。
その役目が霊能者の役目にすぎません。
霊的な力もなく、丑の刻詣りをしても、絶対に願い事は叶いません。
無駄なあがきにしかすぎません。
はっきりと断言します。
神社の祀られてある神々を見ると、改竄された歴史が浮かんできます。
神社に行ったら、祀られている神々を見るのも楽しいものですよ。
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