これは、
母親のネックレスなんだけどなぁー。
ネックレスも、
姫二人で取り合う。
もも 姫が90%以上で、勝つ。
これは、
さくら 姫が勝った珍しい写メ。
もも 姫ははしゃぎすぎて、
写メをとれない。
ぶれまくるか、
爆睡。
のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて足乳根の母は死にたまふなり
たへっぽこ教であれ、
ちんたら神であれ、
大事なのは、
その前に、自分が立っていて
選択をしているということ。
選択は時に重く、
逃げたり、
盲目的に従う方が楽なときもあろう。
しかし、
それは、
人間を放棄するものだと、
私は思う。
連合軍は、沖縄上陸作戦(アイスバーグ作戦)を開始。
慶良間諸島に上陸。
慶良間諸島では悲劇の集団自決が始まる。
大日本帝国海軍は、天一号作戦により、大和以下、最期の連合艦隊を出撃、大和は、沖縄への水上特攻作戦(菊水作戦)を待つばかりであった。
4月1日の沖縄本島への連合軍の上陸。
それを迎え討つ首里の32軍。
神風特攻隊による艦船への攻撃。
沖縄住民の悲劇。
連合艦隊の最期。
それは、
老若男女の命の犠牲を意味していた。
だが、
2023年の我々は、
コロナが落ち着き、
卒業式を祝っている。
歴史は、多くの犠牲の上で成り立っている。
「ジ・ジ・ジ」蝉がなく。
カラン。
ステンレスのマグカップの中で、氷が溶ける。
アイスコーヒー。
夏だと思う。
僕は夏を何回過ごしてきたのだろう?
良く分からない?
考えたくもない?
頭の中はグルグル回っている。
「はぁ、」
と溜め息をつき、
そっと、独り言を言う。
「しかし、時間は流れ続けてきた。」
心も訴えかけてくる。
「そのとおり、君がいくら逃げたり、忘れようとしてもね。」
リュックサックから、手帳を取り出し、
冒険しようか?
戦おうか?
と、ペンで書く。
翼を休めていた鳥も、いつかは羽ばたかねばならない。
まだ、僕には時間がある。
窓の外に広がる、青空をみながら、
僕は思った。
いつでも、その時が来るように準備しようと。
いや、その時を引き寄せてやると。
窓の外の緑が眩しかった。
さあ、
この場から、一刻も早く立ち去らねばならい。