「人間は万物の長であり、動植物は下の存在でしょうか」について、お答えいたします。
最初にお答えすると、
「NO」
です。
前世で縁のあった二人がいたとします。
一人を追いかけて、もう一方も再生する場合があります。
その場合、
追いかけた一人の近くに、
もう一人の魂を受け入れられる適した物質が必要となります。
その物質が人間とは限らないのです。
その人の近くに入れるならと、
動物や植物に魂を宿す場合もある。
もっと言えば、
石のような自然物にすら魂を宿す場合がおるのです。
そのようなわけで、
動植物や自然物が、「人間」の魂を宿している例は沢山あります。
また、
逆もしかりです。
つまり、
人間に、動植物や自然の魂が宿っている場合もあるのです。
以上を分かって頂けると仮定して、
我々は、
「人間が万物の長」と言った意見には同意しかねます。
「人間が万物の長」であるなら、
相手を思いやる精神も「万物の長」であり、
「戦争」「いじめ」「差別」等がないと思うのですが…。
今の存在が「人間」であったとしても、
前世は「人間」である保障はありません。
つまり、動植物である可能性もあるのです。
「人間」を万物の長に置きたいのであれば、
その方々は、
万物の長に応じた、
魂の存在を見せねばなりません。
しかし、
我々の世界と異なり、
物質世界の制約下にある以上、
「人間」が
「万物の長」としての魂の存在を示すことは難しいでしょうね。
残念ながら、
「自分」という存在を、
「万物の長」として捉えておられる方々が非常に多いと、
我々は感じております。