あなた方が、
あなた方の世界に存在するのは、
ほんの一時です。
劇が始まります。
登場人物が亡くなりました。
しかし、
最後のカーテンコールで、
亡くなった登場人物も、挨拶します。
劇の一部分のみ「死」で、
その役者を「死」んだものと見なさないのと同じようなものです。
役者は、
劇の前から、
練習し、
劇で「死」ぬ。
カーテンコールで挨拶する。
また違う劇に出るため、
練習する。
この場合と同じように、
あなた方は、
あなた方の世界に存在する以前から、
存在しているのです。
我々は、
あなた方の世界へ
「学び」のために向かうのです。
そして、
我々の世界へ再び戻って来るのです。
劇は、
時間があり、
制約されているからこそ、
楽しめるのです。
いつ終わるか、分からない劇など、
退屈に過ぎません。
あなた方の
世界は、
いわば、
劇のように
制約された世界であるからこそ、
我々の世界では学べないものが沢山あり、
我々の仲間が再生をするのです。
再生には意味があり、
意味のない再生はありません。
魂は、
再生する前に目標をもっているのです。
そして、
あなた方の世界では、
目標は忘れていますが（自分の可能性を試すために）、
死後、
こちらの世界に戻って来たときに、
当初の目的を達成できたかを、
よく考え、照らし合わせているのです。
もし、
不十分であると考えれば、
再度、
あなた方の世界へと、
再生を選ぶ霊もいます。
「死」が全てを支配しているということはありません。
いわば単なる点にすぎません。
誰しもが通る通過点です。
あなた方の世界では、
様々な制約から、
そのことはわからないかも知れません。
しかし、
我々はそのことを良く知っていますし、
元に、
存在しているからこそ、
皆さんにお話をさせて頂いております。