霊視で現実世界をカウンセリングして解決いたします。
霊能・スピリチュアルだけのアドバイスだけではなく、人が日々生きている現実世界との調和が必要だと思っています。
そのため、法律資格や現実世界の学びも生かした、総合的なカウンセリングとコンサルティングをしています。

ミニュチュアダックスフンド姫

実家のミニチュアダックスフンドの姫二人。
さくら は、背中を足にくっつけてくる。

もも は、
あぐらをくませて、
必ずその上にのる。

二人とも、

玄関を見て、

母親の帰りをいつも待っている。

母親は、

看取る中、

最期に、

「さくら と もも を頼むな」

と普段の会話のように、

僕に話しをしていった。

ねね(先代のミニチュアダックスフンド)

が尻尾をふって喜び、

笑顔のお父さんが脇にいた。

満中陰(四十九日)の数日前の深夜、

寝ていると、

誰かに起こされた。

母親が

「さくら と もも を頼むな」

と言った。

ねねが走り回っていて、

父親が笑顔で立っていた。

僕が

「向こうには無事行けたんやね。

ちゃんと大事にするから、安心し。

まあ、僕らが行くまで夫婦で楽しんでいて」

と話すと、

母親は、笑いながら

「もうだいぶ前に、ちゃんと来てるよ。

「じゃあ、本当に、さくら と もも を頼むわな」

と話して消えて言った。

母親らしいなと思った。

自分のことではなく、

さくら と もも。

父親も同じ。

亡くなるときに、

ねね を頼むな。

でも、

さくら と もも

毎日、

二人仲良く玄関にいる。

母親がディサービスから帰ってくると信じて。

そうこうしている内に、

僕も行くのだろう。