我々は精神世界に生きているため、
物質に支配もされません。
あなた方が良く願う
「金銭」
の願い事などは、
全く存在しないわけです。
ひたすらに、
「金銭」
のことを願う、
皆さま方の声は、
霊界にも伝わっています。
しかし、
最初にご理解いただきたいのは、
「金銭」が生まれてから、
「人間」が生まれたわけではないのです。
あなた方は、魂を宿して生まれて来た存在であるということを忘れてはなりません。
もし、我々が
「トイレットペーパー」
のことを、
必死に願っているとすれば、
あなた方はどのようにお考えになりますか？
非常にバカバカしい願い事だと思うのではありませんか？
我々から見たら、
金銭も紙も変わらない、
単なる物質に違わないのです。
自らの魂の成長を忘れて、
「金銭」に魂を売り渡す。
これこそが、
「悪魔」に魂を売り渡していることと変わらないのではありませんか？
ただ、
そちらの世界は物質世界です。
そして、
「金銭」が必要なことも存じ上げております。
しかし、
「金銭」は真理でも、絶対でもありません。
真理であり、絶対でもある「魂の成長」を忘れては、
本末転倒ではありませか、
と我々は申し上げたいのです。
「金銭」とは、「魂の成長」を導くための道具に過ぎません。
その主従関係を忘れてしまうと、
あなた方の世界での経験は、
独り善がりなものになってしまいます。
つまり、
あなた方の言葉でいう、
「あの世へは金を持っていけない」
ことに、
死後、気付き、
うなだれる霊が沢山いるのも事実です。
そうした霊をこちらの世界で、
我々は必死になだめてやります。
まるで、赤子をあやすかの様に。
少しでも、
「魂の成長」へと振り分ける視点があれば、彼も変わった人生を送っていたでしょう。
「覆水盆に返らず」ですか。
そのような霊も、
こちらで長い期間の後、
再び、
そちらの世界で経験をつもうと戻ります。
あなた方の世界は、
不完全ですが、
不完全故に、学ぶ価値がある。
また、
学んだものと、
学ばなかったものの差がはっきりと、
こちらに来た時にわかる点で、
あなた方は日々試されているとも言えますね。
あなた方も眠っているとき、
我々の世界に訪れ、
肉親や数多くの霊と交わっています。
あなた方は
「金銭」
を必死に求めるのに、
「夢」（眠っている時の）
に対しては、
重きを置かない。
「夢」（眠っている時の）
を買おうともしない。
「夢」（眠っている時の）
は売れないからでしょうか？
「金銭」化できないからでしょうか？
そのような、
日々の眠りにすら、学びがあります。
魂を磨くヒントがあります。
その「夢」（眠っている時の）
すら、
「金銭」という物質世界の不安定なものの下に考えているところが、我々から見ると残念で仕方ありません。