「悩む」ことを、困ったこと、悪いことのようにお考えになるかもしれません。
しかし、「悩む」ことは、現状に満足せず、何とかしたいという、向上心も含まれていることがあります。
「悩む」ことから、必死で逃げようとなさる方々もおられます。
また、自分自身の中にあるものを目をつぶり、外に必死に探したり、外に責任転嫁をなさる方々もおられます。
私自身は、「悩む」ことは、向上心も、自分自身に目をつぶることも、外部に責任転嫁もすることも、全てが人間だからであり、悪いこととは全くとらえていません。
常に、ポジティブでいたり、ネガティブにいることは無理だと思っています。
人はその間で揺れるものだと思っています。
極端な方向に向かうのは間違っているかなぁーとも思っています。
人間は、オールマイティーではありません。
未熟で良いのです。
時間が必要なときもあります。
ただ、未熟でよいと開き直り、周りに害を与える考え方は、神か、仏か、霊かは、非常に嫌いもしますが…。
悩んでいる方々に、私から言えること。
コップの中に水がいっぱいだと、中に水は注げませんよということです。
コップの中が水でいっぱいなら、一度、中の水を捨ててしまわないと、中に新しいものは入れることは出来ないのです。
中身を捨てる怖さもわかりますが、捨てない現状が悩みにつながっているのではないでしょうか?