よく「極端はいけない」と人は言います。
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だから、「適当でいい」「ほどほど」でいいとお釈迦さまが言ったかのように言う方もおられます。
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しかし、それは間違いです。
「中道」を自らが選び取り、その道を進まねばならないとお釈迦さまは仰っているのです。
自灯明、法燈明などの言葉を使わずにいうと、「自分で判断して、自分で生き方を決めて、進め」とお釈迦さまは仰っているわけです。
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これは、口では簡単ですが、実際は非常に難しい。
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自分の頭を使い、中道を選び取り、それに責任を持ち、すすむ。
人生は常に選択。
そこで、「うだうだ言わずに選び取り、自分で責任をとれ」と仰っているわけです。
ここら辺りの話は、「カラマーゾフの兄弟」の「大審判」と私は個人的にかぶります。
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ただ、つねに「中道」「中道」と考えていると、小手先だけを考えて、大局を見失う。
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そう、バランスが大事なのです。
お釈迦さまは、実は経典という形で言葉を残していません。
むしろ、一人一人にアドバイスをしています。
だから、アドバイスが矛盾のように感じることもあります。
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この一人一人という考えを大切にして、一期一会を心にカウンセリングしています。
みなさんが、より幸せな人生を送れるように、あくまでもお手伝いしているのです。
私は、神や仏でありませんから。
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